象徴解釈によるサビアンシンボル研究所

サビアンシンボル 山羊座2度の意味と解説

教会のステンドグラス

サビアンシンボル 山羊座2度の意味

Capricorn 2:Three stained-glass window, one damaged by bombard.
《日本語訳》3つのステンドグラスの窓、1つは爆撃で損傷している。

  • 社会的な使命感
  • 文化や伝統を守ること

サビアンシンボル 山羊座2度の解説

山羊座2度に登場するステンドグラスは単なる装飾品ではなく、キリスト教(カトリック系)の教会にあるステンドグラスとして考えます。
大事なポイントは、なぜ公民館の割れた窓ではいけないのか、なぜ教会のステンドグラスでなければならないのか、ということです。

ステンドグラスの歴史的背景

最初に、ステンドグラスの歴史的背景について簡単にご説明します。

教会の窓を飾るステンドグラスは、文字が読めない信者に神の教えを伝える目的で作られました。そのため、聖書の中でも重要な一場面や預言者の姿が描かれたのです。神の家である教会に神そのものを表す光が降り注ぎ、色鮮やかなガラスが燦然ときらめく様子は、当時の人々にとって神の存在を信じるのに十分だったことでしょう。

その後、中世ヨーロッパではゴシック様式など建築様式の発達とともに大聖堂は高層化・複雑化し、ステンドグラスも装飾性の高い華美なデザインに変わってきました。神の崇高さを表すためだけでなく、司教や国が自分たちの権力を民衆に誇示する世俗的な目的もあったようです。

損傷したステンドグラスは何を象徴するのか

さて、3枚のステンドグラスと聞くと、フランスのノートルダム寺院にある3枚のバラ窓が思い浮かびます。ちょうど都合がよいので、山羊座2度に登場するステンドグラスを、ノートルダム寺院と重ね合わせて考えてみましょう。

ノートルダム寺院はゴシック様式を代表する建築物で、今やフランス人にとって象徴的な存在です。長い歴史の中で何度も破壊の危機に見舞われながらも(フランス革命時には、鐘が溶かされて大砲になってしまった)、そのたびに改修・再建されてきました。2019年4月、火事で一部が消失しましたが、現在、修復に向けて活発な論議がなされています。何といっても、ノートルダム人はフランス人にとって「心のよりどころ」だからです。

山羊座2度に登場するステンドグラスは、爆撃で損傷を受けました。ステンドグラスは神の教えをかたどったものであり、信者にとっては自分たちの精神性や宗教的伝統と深く結びついています。
それを前提とするなら、ステンドグラスは「守らなければならない伝統」を象徴すると考えて、差支えないでしょう。だから、山羊座2度の「損傷したステンドグラス」は修復する必要がある(と、山羊座サインは考える)のです。

もし、ステンドグラスではなく公民館の窓だったらどうでしょうか……精神性や伝統とは結びつきませんし、守らなければならない伝統というほどではないと思います。

サビアンシンボルの2度は、そのサインにとって行動の源泉となる潜在的性質を表します。
山羊座2度に示されているのは、山羊座サインが持つ社会的な使命感や義務感です。「(社会のために)自分がやらねばならぬ」という強い意志が、山羊座サインの行動の源泉にあるといえます。
ただし、この使命感が不安と結びついたり過剰になったりすると、独裁者的な性質を帯びる危険性があるかもしれません。そうではなく良い方向で使命感が発揮されれば、数々の困難を乗り越え、長い年月がかかっても社会に役立つ偉業を達成することが可能になるのでしょう。

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