象徴解釈によるサビアンシンボル研究所

サビアンシンボル 魚座3度の意味と解説

化石の森

サビアンシンボル 魚座3度の意味

Pisces 3:A petrified forest.
《日本語訳》化石の森。

  • 永遠性
  • 時間的境界の曖昧さ
  • 過去との共存、呪縛

サビアンシンボル 魚座3度の解説

化石とは、大昔に滅びた生物や植物が地層の中に残され、何億年・何十億年前もの間、地中に埋まっていたものです。象徴としての化石は「時間の境界」を表しますが、一般的には「時代遅れ」「古くさい」という意味で使われています。

魚座3度に登場する「化石の森」を、化石が持つ意味から「永遠性」「過去との共存」あるいは「時代遅れ」と解釈することはできますが、少し別の面から意味を考えてみます。

化石の森国立公園

アメリカのアリゾナ州には「化石の森国立公園」があります。その名の通り、化石化した植物(珪化木/けいかぼく)が見られる公園です。
2億年ほど前、この場所は湿地帯で多くの樹木が生い茂っていました。しかし、火山活動によって多くの樹木が土砂に埋もれてしまい、その後長い時間をかけて珪化木(=petrified wood)となりました。

サビアンシンボルの透視を行ったエルシー・フィーラーとマーク・エドモンド・ジョーンズがアメリカ人だったことを考えると、個人的には、魚座3度の「化石の森」を「化石の森国立公園」と結びつけてもよさそうに思えます。

“化石の森”に潜む呪い

「化石の森国立公園」にはある噂があります。
それは、公園から珪化木を持ち帰った人に不幸が訪れるという噂……「化石の森の呪い」です。
国立公園なので園内にある珪化木を持ち去ることは禁止されています。しかし、美しい珪化木を持ち去る人が後を絶たず、同時に後から持ち去った珪化木を公園に返却する人も多いそうです。
返却された珪化木には手紙が添えられ、「離婚した」「失業した」「交通事故に遭った」「家が火事になった」……など、自分に訪れた不幸について書かれているのだとか。

魚座3度の意味を考える際、「化石の森の呪い」に含まれるニュアンスも考慮すると、面白い解釈が引き出せます。

過去との共存が生む呪縛

珪化木は1億年以上前に存在していた木ですから、既に死んでいます。私たちに直接作用を及ぼすことはできません。しかし、「化石の森の呪い」を象徴的に考えるなら、過去が現在にも存在している、と表現できそうです。

過去が現在にも存在している。
一見ありえないことのように感じるかもしれませんが、過去の出来事やその時抱いた感情は現在の自分に大きな影響を与えています。中には、潜在意識の奥深くに追いやられ、いまなお大きな影響を与えている出来事や感情もあるでしょう。
心理面で考えると、「過去」は「現在」に影響を与えることができるのです。

もし、「化石の森の呪い」が珪化木を無断で持ち去った本人の、無意識的な良心の呵責が引き起こしているのだとしたら?
あるいは、不幸になるという噂が潜在意識に刷り込まれ、自ら不幸を招き寄せているとしたら?

魚座サインの世界観

サビアンシンボルの3度はそのサインの世界観を表します。魚座3度では、魚座サインが持つ潜在意識との関わり方が示されていると、解釈できそうです。
それがなぜ、「化石の森」という要素で示されているのか……もし、何億年も前の形状を現在にまでとどめていること(=永続性)を示すなら、単なる「化石」でも良いわけです。

サビアンシンボルに登場する要素を象徴として解釈する場合、他の要素に置き換えられない必然性を考えることになります。そうすると、化石の森=化石の森国立公園、と考えるとわかりやすいように思います。

魚座サインの世界観を「過去と現在との共存(=時間的境界の曖昧さ)」と考えるなら、普段意識されないはずの潜在意識が何らかの形で意識化されるのかもしれません。しかし、「過去」が「現在」に対してネガティブに働くと、ある種の呪縛となる危険性も暗示しているのではないかと思います。

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