象徴解釈によるサビアンシンボル研究所

サビアンから見る乙女座の分析力、魚座の想像力

乙女座と魚座はちょうど真向いに位置するサインです。
サビアンシンボルを見てみると、オポジションの関係にあるサインはひとつのテーマをお互いに反対側から見ているようなところがあります。アプローチ方法は違っても、結果的には同じゴールに辿り着くこともあり、西洋占星術の勉強で「反対側のサインもセットで考えましょう」と言われる意味がよく分かります。

何か解決すべき問題があった場合、乙女座サインは緻密な分析力、魚座サインは類まれな想像力でアプローチし、真実に辿り着きます。
これをよく表しているのが、アガサ・クリスティの推理小説に登場する“エルキュール・ポワロ”と“ミス・マープル”という探偵です。どちらも緻密な分析力や類まれな想像力を発揮して見事に事件を解決します。

ポワロは事件現場をウロウロ歩き回るようなことはしません。最低限の状況証拠や証言をもとに灰色の小さな脳細胞を働かせて犯人を推理します。ミス・マープルはとにかく詮索好きなのですが、それは些細な事象に潜んでいる嘘や悪意のようなものを嗅ぎとり、それを裏付ける情報を集めようとするからです。

乙女座1度[virgo1:A man’s head.|男の頭]は、守護星である水星が持つ知性とそこから派生する分析力がよく表れています。乙女座1度を見るとエルキュールポワロを思い出さずにはいられません。そして、この分析力が研ぎ澄まされると推理能力やシミュレーション能力につながり、魚座が持つ想像力と区別がつきにくくなることがあります。
ただし、乙女座サインが持つ緻密な分析力は、目の前に存在するデータや言葉などがベースになるでしょう。

一方の魚座は“目に見えない”モノに反応して、想像力を発揮します。
魚座2度[pisces2:A squirrel hiding from hunters.|ハンターから隠れるリス]にあるように、魚座は防衛本能が非常に強く、危険を察知する能力に長けています。また、魚座15度[pisces15:An officer preparing to drill his men.|部下を訓練する準備をする将校]では、防衛力とシミュレーション能力の融合が示されています。マクニール著『世界史 上』によると、「世界の歴史において、外敵の攻撃から防御するために軍隊が結成された」という意味の文章があり(一字一句そのままではありません)、これをもとに考えると、魚座15度は魚座サインの防衛本能が高まった状態と考えることができます。

前置きが長くなってしまいましたが、要するに魚座サインは「ん?何かおかしいぞ」という疑問から始まり(この時点では疑問を持った理由すらわかっていない)、一見無関係の事象に関連性を発見し、結論を導き出すようなところがあるということです。ある意味、連想ゲームのように物事を捉えているともいえます。魚座2度に登場するリスは、おそらくハンターの姿を見て逃げているだけでなく、ハンターが発するニオイ、ハンターが土を踏みしめる音、葉を揺らした時の音、ひたひたとハンターが忍び寄って来る雰囲気……そういった“目に見えないモノ”に反応しているはずです。

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