象徴解釈によるサビアンシンボル研究所

サビアンシンボルから見る蠍座サインの誤解

蠍座サインのイメージ

蠍座サインを苦手とする方は多いでしょう。
蠍座サインは「執念深い」「嫉妬深い」とか「死と再生」というキーワードで語られることが多いので、「蠍座イコール怖い」というイメージがついてしまったのかもしれません。
しかし、12サインに備わっているどんな性質も表と裏を持ち、その性質の奥に「サインの原点」が潜んでいます。サインの原点はサビアンシンボルから知ることができます。

蠍座サインの原点とは

蠍座1度[A sight-seeing bus.(観光バス)]は、sight-seeing(観光)という言葉の意味を理解することで、蠍座本来の性質が理解できると思います。旧ブログの「サビアンシンボルから見る蠍座の基本的な性質」でご説明したように、蠍座サインの原点は他者の価値に興味を持つところにあります。
蠍座サインの目的は、自分が興味を示した価値を持つ対象との融合です。サビアンシンボルの3度はサインの世界観を表しており、蠍座3度[A house-raising.(家の棟上げ)]にも、身近なコミュニティとの一体化が表れています。蠍座サインは身近な存在と極めて親密な関係を築き、共に生きたいと願うのです。

ただ、蠍座2度[A broken bottle and spilled perfume.(割れたボトルとこぼれた香水)]に示されているように、蠍座サインは姿を見せずに存在を示す性質を持っています。
香りは実体を持たないため、見たり触ったりすることができませんが、人間の心身に影響を与えやすいといわれています。鼻から入ったニオイは嗅上皮に溶け込み、嗅細胞から嗅神経・嗅球を経て、脳の中でも本能・感情・記憶をつかさどる領域に直接伝達されるのだそうです。つまり、蠍座サインが持つ他者への影響力は、相手の本能や感情、記憶にまで及ぶということができるのでしょう。

蠍座サインが怖いイメージを持たれてしまう理由は、蠍座2度に表れている性質のせいかもしれません。サビアンシンボルの2度は内在性を表しますので、本人も気づきにくい性質です。さらに、蠍座サインは対象の潜在意識に入り込んで活動することを好みますので、対象が人間の場合、入り込まれて圧迫感を感じる人もいるでしょう。このへんが、蠍座サインの誤解されやすい理由の一つかな、と感じます。
最初の方に書いたように、蠍座サインの原点は、他者の価値に興味を示すところにあるからです。

誰もが持っている蠍座サインの性質

誰もが自分のチャートに蠍座サインがあり、自分自身の中に蠍座サインの性質を持っています。
現在、蠍座サインに木星が滞在しているということは、自分が持っている蠍座サインの性質を拡大するチャンスです。蠍座に天体があるとその天体本来の性質や役割がプラスされますが、これまでご説明してきたように、蠍座サインの原点は、まず他者の価値観に興味を持つところにあります。

旧ブログで、私の周囲にいる太陽蠍座サインの方たちが、変容へ向かって動き出した人、変容を拒否することにより苦しむ人の2パターンに分かれていることを書きました(『スポーツカーで地雷原を突っ走る~蠍座で木星と金星がコンジャクション』)。
なぜ正反対の状況になっているのでしょうか……おそらくそれは、価値を見出す対象を見つけられたかどうかによる違いではないかと思います。

蠍座サインは「対象」を必要とするサインです。
対象があってこそ、自分自身を変容させることができます。それを考えると、木星が蠍座に滞在する1年間は、一体化する対象(=目標)を見つけることがポイントとなりそうです。一体化する対象は目標とする人物かもしれませんし、何かの研究対象かもしれませんし、会社などの組織や集団かもしれません。
一体化する対象を見つけることができれば、山羊座に滞在している冥王星、これから山羊座に移動する土星の力も借りることで、自分自身の在り方を大きく変えることができるでしょう。

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