象徴解釈によるサビアンシンボル研究所

牡牛座8度の1年を振り返る

窓辺で待つ少年

現在、私のソーラーアークの太陽(プログレスの太陽)は牡牛座8度を通過中で、3カ月後には牡牛座9度へ移動します。毎年ソーラーアークの太陽が通過するサビアンシンボルの度数を1年のテーマとして活用していますが、残り数カ月くらいになってようやく、この1年がどこへ向かっていたのかがわかるようになります。今年も例年と同様、「なるほど牡牛座8度らしい1年だったな~」としみじみ実感しているこの頃です。

牡牛座8度にみる牡牛座サインらしさ

8度はそのサインのパワーがぎゅっと集約された状態を表し、そのサインらしい行動や性質が示されています。私の解釈では、牡牛座8度のサビアンシンボル[A sleigh without snow./雪が降っていない場所にあるソリ]を一言で表現するなら、“準備して待つ”です。

冬なのに雪が降っていないのか、雪が降らない季節なのにソリが外にあるのか、そもそも雪が降らない場所なのにソリがあるのかはわかりません。いずれにしても、今はソリが使える状況ではない、ということです。しかし、そこは地のサインであり固定宮の牡牛座。ソリを使う機会がくるまで待ち続けます。ただ、牡牛座というサインは物事を具現化する性質を持つサインなので、単に受け身の状態で待っているわけではないと思います。

牡牛座8度は周囲の状況(=雪が降っていない)と自分(=ソリ)がマッチしていない情景です。ネガティブに考えれば、タイミングの悪さやある種の頑固さが感じられますが、ポジティブに考えると、周囲の状況に左右されない強さと表現できるかもしれません。自分のタイミングで行動できるのは、自分自身に対する信頼感あってこそです。

牡牛座8度に集約された牡牛座サインらしさとして、辛抱強さと揺るぎない信念が挙げられるのではないかと思います。もし、雪が降らない状況でソリを使おうとするならば、目標を現実化する力も付け加えることができるでしょう。

ソーラーアーク(プログレス)太陽が牡牛座8度にやって来た!

“準備して待つ” “辛抱強さと揺るぎない信念”……私は牡牛座8度をそんなふうに解釈していたので、ソーラーアーク太陽が牡牛座8度にやってくる1年をおそるおそる迎えました。たぶん何かに関して待つことになるのだろうと、そう思っていたからです。
そしていざ蓋を開けてみると……。

年明け早々、左指に痺れを感じるようになりました。病院で処方された鎮痛薬を服用し、安静にして過ごした結果、半年後には完治。「治った!」と喜んだのも束の間、今度は両手指が腫れて関節がズキズキ痛むようになりました。病院で「治療法はありません」と言われ、この時は鍼灸の治療院へ通いました。キーボード入力やマウス操作もままならなかったので、仕事をするのが精一杯。指が治るまでピアノの練習、アクセサリー製作、そしてサビアンシンボルの研究もお休みせざるを得ませんでした。

約10カ月間、指の故障により取り組んでいたことができず、確かに待ちました。新型コロナの影響もあったので、仕事でもいろいろなことが延期になりました(もちろん、これは私だけに起こったことではありません)。

牡牛座8度のメインの意味は“準備して待つ”ことですが、自分の体験を振り返ってみると、いろいろ準備しながら待ったことはもちろん、「自分のタイミングで行動していいんだ!」と気づいたことが印象に残っています。自分が好きで始めたことなのに、いつの間にか他者の意向や周囲の状況に合わせてしまっていたのです。

今回起きた指の故障は、そんな自分の行動パターンをリセットするためのイベントとしか思えませんでした。休養期間があったおかげで、ステップアップするための準備も進めることもできました。このへんが牡牛座8度っぽいかもしれません。

自分にとって空白の10カ月間を終えたいまは、周囲と関係なく自分が本当にやりたいと思ったことを、やりたいと思った時にやろうと考えられるようになりました。ピアノの発表会には毎回参加しなくてもいいし、徹夜してまでアクセサリーを作らなくてもいいのです(あ、オーダー製作やお直しは別ですよ)。

牡牛座9度へ向けた流れ

牡牛座8度もあと残すところ3カ月。同じサイン内で次の度数へ移る時は、水彩画で隣同士の色がグラデーションになって溶け合うように、徐々に変わることが多いものです。最近、牡牛座9度のテーマが日常生活にじわじわ入り込んでくるのを感じるようになりました。
さまざまな出会いや出来事はどこかでつながっています。プログレス太陽が次の度数へ移動しても、その日から突然パン!と画面が切り替わるように自分を取り巻く状況が変わるわけではありません。あるとしたら、それは自分が何かを選択した結果ですが、その選択も前の度数から続く流れの延長上にあります。

牡牛座9度のテーマに含まれる“豊かさ”は聖俗の両面を併せ持つ、複雑な意味を持っています。それは9という数が持つ二面性であると同時に、8が持つ変容の結果です。9度で聖俗どちらの性質が強く示されているかはサインによって異なり、牡牛座サインの場合は“俗”の方が強く出ていると言えそうです。

いま感じているさまざまな気配や兆しが、どのような流れを作っていくのか……楽しみにしながら残り3カ月を過ごそうと思います。

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