象徴解釈によるサビアンシンボル研究所

サビアンシンボルで1年のテーマを考える

1年のテーマ

私はサビアンシンボルをソーラーアークの太陽(プログレスの太陽)を読むときに使っています。
旧ブログ『サビアンシンボルの度数にネイタルの天体を固定しない』でも書いたように、私はネイタルの度数に天体を固定して読むことはしていません。
自分のチャートにある太陽がどのようなテーマと向き合い、成長してゆくのか……それを考えるときに、ネイタル太陽の位置を1年に1度の割合で進めるソーラーアークの太陽を使うと非常に分かりやすいなーと思います。

ネイタルチャートは生まれた瞬間を切り取ったものであり、確かにその人の傾向を表していますが、太陽系全体が猛スピードで宇宙空間を移動していることを考えると、ネイタルの太陽もやはりどこかへ向かっている(成長している)と考える方が、自然な感じがします。

特定のサビアンシンボルと1年間向き合う

個人的な話になりますが、現在私のソーラーアークの太陽は牡牛座5度に滞在しています。牡牛座5度は「開いている墓の前にいる未亡人 」です。この牡牛座5度では、”深層意識に閉じ込められていた自分の価値観“がテーマになります。

自分がもともと持っている価値観は、年齢や環境によってどんどん変化します。しかし、その中でも根幹を成している価値観があって、それはきっと自分のアイデンティティと深く関わっていると思うのです。“本当の自分らしさ”といえば、わかりやすいかもしれません。
そういった本当の自分らしさに目覚めるために、1年かけてさまざまな出来事を経験するのが牡牛座5度です。
しかし、私が自分自身の中に押し込められていた価値観を、意識的に探しているかというと、そういうわけではありません。
勝手にそういう流れになってしまうというか、いろいろな出来事が複雑に絡み合い、結果的に牡牛座5度のテーマが浮かび上がってきたという感じです。

もうじき牡牛座5度の時期が終わりますが、プライベートでも仕事でもたくさんの出来事が起きて、特定の方向へ向かって状況が進み始めています。一見、関連性があるように思えない出来事であっても、1年の終わりを迎える頃には、「全てが繋がっていたんだ!」と納得できるような1年でした。それが、ソーラーアークの太陽の度数をサビアンシンボルで読む面白さだと思います。

ただし、何も行動せずボーッと過ごしていては特筆すべき出来事は起きないかもしれません。また、変化が起きたときに何のリアクションも起こさなければ、さまざまな出来事はただ通り過ぎてしまうだけでしょう。傍観者になってはいけないのです。

牡牛座5度の1年で得たもの

牡牛座サインのサビアンシンボルにおいて、若い度数域は“価値観”がテーマになっています。他者の価値観と出会ったり、自分とは異なる価値観を受け入れたり、価値観を軸とした流れが展開されています。その流れのスタート地点が牡牛座5度です。

牡牛座5度の1年間を振り返ってひとことでいうなら、“着地”という言葉がピッタリかもしれません。それまでフワフワ空中を漂っていたけれど、「そろそろ降りてみようかな」とつま先を地面にそっと下ろしてみた、みたいな感じ。
私はASC牡牛座なので、本当はあまり冒険や変化を好まないはずなのに、どういうわけなのか、かれこれ10年以上変化の連続でした。いつも地面を蹴り上げて高くジャンプせざるを得ないような状況が続き、地面をしっかり踏みしめて歩くことができなかったのです。もしかすると、変化の連続だった頃、自分の足元に広がる地面では炎が燃え盛っていたのかもしれませんね。

“自分らしさ”をチャートのどこで読むのか

その人によって、牡牛座5度で取り戻す“本当の自分らしさ”は異なるでしょう。また、ソーラーアークの太陽が牡牛座5度を通過する年齢、トランジットの状況によっても違ってくることでしょう。ですから、自分らしさをチャートのどこで読むのかは一概にいえないと思うのです。

私の場合は、ソーラーアークの太陽が牡牛座5度を通過する1年の間に、山羊座にある月とMC付近をトランジット冥王星が行ったり来たりしていましたし、12/20には土星も山羊座入りしたこともあり、「自分を社会の中でどう位置づけるのか?」という揺さぶりが外から何度もやって来ました。山羊座も牡牛座の地のサインですから、地上に降り立ち、しっかり大地を踏みしめようとしていたのかもしれません。

おそらく、私にとって気づく必要があった“本当の自分らしさ”は、比喩的に表現すると、大地を踏みしめる感覚を取り戻すことだったのでしょう。これは、牡牛座の感覚です。そして、私のチャートで牡牛座が関わっているのはASC(アセンダント)です。
ASCはこの世界との関わり方を表します。私のASCは太陽とセクスタイル、月とトラインをとっていますから、太陽が持つ目的意識や月の持つ所属意識と歩調を合わせやすい配置といえるでしょう。そのような配置の場合は、ASCが持つ世界との関わり方は自分の本質に近い気がします。もし、ASCが太陽や月とハードアスペクトをとっている場合、その人の世界との関わり方にねじれが生じている場合もあるので、太陽や月から本質を探ることが必要かもしれません。

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